どうも、ルンバです。書籍紹介三冊目です。
この本はデザインという職種にかかわる方すべてにおススメ出来る上、値段も安い!
「クリエイティブの授業」です!
クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために
- 作者: オースティンクレオン,Austin Kleon,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 29回
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なぜこの本がおススメなのか
まずは、この本について紹介されているとてもすばらしい記事がありましたので、
ご紹介いたします。
この3章にある、「アーティストのように盗め」という本が、「クリエイティブの授業」なんです!
訳し方に違いがあって面白いですよね。
「盗む」というと、とても聞こえがわるいですけど…
マイルドに言うと「引用」「リファレンス」ということです。
デザインが上手くできないなーという人は、センスがないわけではなく、
大抵が「うまいデザインの盗み方を知らない」なんです。
実際に私の職場であったエピソード
私が新人さんに3Dモデルのデザインの仕事を頼んだ時、こんな事がありました。
私「○○というゲームの、『鍛冶屋』」をデザインしてみよう」
新人「はい!やってみます」
私「写真集とかゲームの画集とか、資料を置いておくから使ってね」
新人「がんばります!」
~次の日~
私「どんなかんじかな?」
新人「できてます!見てください!」
私(うーん、正直全く良くないけど最初だからいいか。直していこう。)
私「このデザインはどの資料を参考にしたのかな?」
新人「自分のオリジナリティを大事にしたいんで、何も見てません!!」
私「…」
(資料置いてったのに、また「資料を見る事」から説明か…)
といったことが、毎年あるんです。
どんな優秀な画家、デザイナーもリファレンスなしには何も作れません。
何のリファレンスも無しにデザインすることは、
目をつぶって一本橋をわたろうとしているようなものなんです。
なぜかって?
ここで「クリエイティブの授業」を見てみましょう。
名言ページ紹介
全ページすばらしい文言がちりばめられているこの本ですが、
特に名言だなーというページを4つ、ご紹介します。
これは冒頭のページなのですが、いきなり結論ですね!
偉大な芸術家もこう考えているんですね~
そう、アイデアは必ず外の世界からやってくるんです。
自分のちっさいクズみたいなアイデアしか入ってない引き出しを眺めていたって
いいものなんか出ません。
オリジナリティという言葉は一回忘れましょう。
自分がいいなと思っているデザインや絵も、必ず元ネタになっているものがあります。
それを私たちが知らないか、上手くアレンジされて悟られないようにしているだけなのです。
私がおススメの一番うまいやり方は「AとBを組み合わせる事」です。
その視点で周りにある絵やデザインをみてみると、「あ、これって○○とxxの組み合わせだ!」って事、沢山ります。
たとえば、ペガサスって、ファンタジーの代名詞みたいな架空の動物ですが、
あれって「馬+一角獣+鳥」ですよね?馬の部分なんかまんま馬ですし。
リファレンスを用いつつ、組み合わせでちょっと変えたりアレンジすることで、
納得感のあるデザインになっているのだと思います。
「なぜなら、結局は盗みきれないからだ」
いいものを必死こいてマネして作ろうとしても、
恐ろしい事に地が出できちゃうんですよ…
オリジナリティは勝手に出てきちゃうんですよ…
だから皆さん、良いものを沢山みて、安心してどんどんマネしましょう!
もちろんコピー&ペーストで100%そのまま商用に使うのはダメですよ。
ただ、練習であればよいものを模写やトレースするのは非常に有効な手段で、
作者の考え方を追うことができます。
漫然とみているだけだと、あまり意味がないです。
また、模写以外にも、
構図を参考にしたり、陰影を参考にしたり、考え方を参考にしたり、
いろんな良い盗み方があるので、この本で良い盗み方を学んでみてください。
以上4ページほど紹介させていただきましたが、
気になった方は、是非通して読んでみてくださいね!
以上、「クリエイティブの授業」の紹介でした。
クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために
- 作者: オースティンクレオン,Austin Kleon,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 29回
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